『クリスタルバージョン』で待望の女性主人公(クリス)が選択可能になって以降、キャラクター選択の幅は世代を重ねるごとに飛躍的な進化を遂げた。近年の作品では、従来の性別選択という二項対立的な枠組みすら柔軟になり、肌の色、髪型、目元、さらにはメイクやブティックでのスタイリングまで、自由にカスタマイズできる設計が標準となっている。
これは単なるゲームの機能拡張ではない。プレイヤーが自らのアイデンティティをゲーム世界にそのまま持ち込めることを意味している。性別や年齢、国籍を超えて「誰もが主人公になれる」世界観の構築こそが、ポケモンというIPが30年間トップを走り続けられた最大の原動力だ。