ネット掲示板やSNSでは、定期的に「破産した有名人リスト」「官報に載った芸能人一覧」といったまとめ情報が流布されます。しかし、ここには情報の受け手が陥りやすい3つの構造的盲点が存在します。
第1の盲点は、「官報に載ること=犯罪者リストではない」という点です。自己破産は借金で生活が破綻した国民に経済的な再チャレンジを与える合法的救済制度(免責制度)であり、刑事罰とは一切無関係です。しかし、破産者マップのような地図表示が「犯罪者マップ」と同一視されるような偏見を生み出しました。
第2の盲点は、ネット上で出回る「リスト」の信憑性の低さです。芸能界では親族が経営する個人事務所の倒産や、所属事務所の清算、あるいは同居親族の破産が、あたかもタレント本人の破産であるかのように誤認されて拡散するケースが後を絶ちません。
第3の盲点は、後継サイトを閲覧すること自体に潜むセキュリティリスクです。現在も散発的に現れるクローンサイトの多くは、閲覧者のアクセスログ収集、フィッシング詐欺サイトへの誘導、不正なマルウェア感染を目的とした悪質なトラップが仕掛けられています。好奇心でアクセスすること自体が大きなリスクを伴います。