NHK大河ドラマ『どうする家康』が残した熱気は、放送から時間が経過した今も冷める気配がない。見逃し配信のNHKプラスやアーカイブを通じて作品に触れた若い世代や海外旅行者が、ドラマの舞台となった駿府の地を次々と訪れている。
静岡県観光協会は、この歴史観光の潮流を定着させるべく、周辺の史跡や駿府城公園、久能山東照宮と連携した周遊ルートの整備を推進。地域の観光業は単なる「ドラマの聖地巡礼」から、本物の歴史と文化を五感で体験する滞在型観光へと進化を遂げた。門前町の老舗茶屋や安倍川餅の名店にも活気が戻り、地域全体が歴史の語り部として機能している。