平野莉玖のキャリアを語る上で欠かせないのが、自ら立ち上げたアパレルブランド「RKS RICKY(リクスリッキー)」だ。ブランド立ち上げ当初から一貫しているのは、既存の枠組みにとらわれない自由なデザイン性と、着心地への徹底したこだわりである。
アパレル業界での経験がゼロの状態からスタートしたものの、デザインの着想から生地の選定、プロモーションの戦略に至るまで、彼自身が陣頭指揮を執ってきた。限定感を演出するアイテム展開や、SNSを駆使したダイレクトなファンコミュニケーションは話題を呼び、新作がリリースされるたびに即完売が相次ぐ人気ブランドへと成長を遂げた。
「自分が本当に着たいもの、大切な人に届けたいものしか作らない」という泥臭くも真摯なものづくりへの姿勢こそが、単なるタレントブランドにとどまらない根強い支持を獲得した最大の理由だ。