ではなぜ、存在しない娘の事故死という話が広まったのか。答えはシンプルだが、見落としがちなところにある。
風間トオルさんに娘がいるという噂の最大の原因は、別の芸能人との人違いにある。具体的には、風見しんごという俳優との混同が起きていたのだ。「風間」と「風見」。漢字もカタカナも、ぱっと見ると確かに似ている。特に検索エンジンで素早く名前を打ち込む際には、誤変換や記憶の混同が起きやすい。
風見しんごさんには実際に娘さんがいたが、2007年に交通事故で亡くなるという悲劇に見舞われた。この痛ましい出来事が、なぜか風間トオルと結びつけられてしまったのだ。誰か一人が検索を誤り、その情報をもとに記事やSNS投稿を作ってしまえば、あとはドミノ倒し式に誤情報が広がっていく。インターネット特有の拡散メカニズムが、この誤解をここまで大きくした。