平手友梨奈の演技を語る上で欠かせないのが、台詞を発する前の「沈黙」や「視線」だけで感情の機微を雄弁に物語る表現力です。映画デビュー作『響 -HIBIKI-』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞して以来、彼女の演技スタイルは業界内で「憑依型」と称されてきました。
現場を共にした共演者や監督陣の証言からも、その異能ぶりが伺えます。『ドラゴン桜』で共演した阿部寛は、制作発表やインタビューの場で「彼女の目を見た瞬間、本気でぶつかってくる気迫に圧倒された」と語り、『うちの弁護士は手がかかる』でバディを組んだムロツヨシも「現場での集中力と瞬発的な対応力が凄まじく、予測不能な面白さを引き出してくれる」と惜しみない賛辞を送っています。
SNSやレビューサイトにおける視聴者の反応を見ても、「平手友梨奈が画面に映ると自然と引き込まれる」「型にはまらない生々しい感情表現が刺さる」といった声が圧倒的多数を占めています。技術的な巧拙を超えた、役柄の魂をそのまま身に宿すような求心力こそが、プロのクリエイターたちを惹きつけてやまない最大の要因です。