彼女の台頭を語る上で欠かせないのが、若者ファッションの常識を覆した「アムラー現象」だ。茶髪のロングヘア、細眉、厚底ブーツ、そしてミニスカート。渋谷のスクランブル交差点に行けば、彼女を模倣したスタイルに身を包んだ若者たちが街を埋め尽くした。
初期の所属事務所であるライジングプロダクションの手腕もあり、彼女のビジュアル戦略はストリートカルチャーと見事に融合した。それまで「与えられるもの」であった流行を、若者が自発的に選択し、自己表現の手段へと昇華させた点において、アムラー現象は日本の若者文化における歴史的転換点となった。単なるスターへの憧れを超え、ひとつの「生き方」として受容されたことが、彼女を不滅のカリスマへと押し上げたのだ。