調理の際に無意識にくり抜いて捨ててしまう「種」と「白いワタ(胎座)」。実はこの部分こそ、ピーマンの中で最も機能性成分が密集している宝庫です。
特筆すべきは、独特の青い香りの主成分である「ピラジン」です。ピラジンは血液サラサラ効果を持つ香り成分として知られ、血栓の予防や血流改善、冷え性・むくみの緩和に役立ちます。ワタや種には、果肉部分の数十倍から数百倍ものピラジンが含まれており、実の部分だけを食べるのは栄養面で大きな損失といえます。
さらに、種には余分な塩分を排出して血圧を整えるカリウムが豊富です。丸ごと調理することで下処理の手間が省けるだけでなく、生ゴミも出ず、ピーマンが持つ本来の健康効果を余すところなく吸収できます。ヘタごとじっくり素焼きにしたり、丸ごと煮浸しにすると、種も柔らかくなって違和感なく美味しく食べられます。