今回解禁された初期コンセプトアートの中で最も衝撃的なのは、主役であるウッディとバズ・ライトイヤーの当初の姿だ。現在の親しみやすい腹話術人形のウッディは、初期段階ではどこか不気味で意地悪な毒舌キャラとして描かれていた。手書きのラフスケッチには、鋭い目つきや尖った顎など、現在のデザインとは大きく異なるダークな面影が色濃く残っている。
一方、宇宙のヒーローであるバズも、当初は「ルナ・ラリー」という小さな赤と緑の宇宙飛行士スーツを着たキャラクターだった。数々の絵コンテを重ねる中で、ふたりの関係性はライバルから不朽の相棒へと洗練されていった。紙の上に走るペン筋の一本一本から、キャラクターが理想の形へと磨き上げられていく凄まじい試行錯誤の熱量が伝わってくる。