片目の痙攣が続くと、「脳梗塞や脳腫瘍の前兆ではないか」と不安になりネット検索を繰り返す人が後を絶ちません。噂の真相を専門的な観点から検証すると、「まぶたのピクピク単独で脳梗塞の前触れとなるケースは極めて稀」というのが医学界の共通見解です。
脳梗塞などの急性脳血管疾患では、片麻痺(半身の脱力やしびれ)、ろれつが回らない、激しい頭痛、視野の欠損といった明らかな中枢神経症状が主徴となります。まぶたの細かなピクつきだけで脳血管障害が起きている可能性は非常に低いと言えます。
また、古くから東アジア圏に伝わる「左目の痙攣は幸運、右目は不吉」といったジンクスや迷信に科学的根拠は一切ありません。左右どちらに発症するかは、神経と血管の走行位置や筋肉の疲労負荷による純粋な身体的反応です。