花火大会の翌朝、浜辺を覆い尽くすゴミの山。この負の遺産をどう断ち切るか。主催者が今大会で最も意力を注いでいるのが、徹底した環境保護対策だ。湖面に打ち上げ殻や化学物質が残留するリスクを最小限に抑えるため、生分解性プラスチックや環境配慮型の火薬を大幅に導入した。
さらに、翌朝の早朝ボランティア清掃には、地元の小中学生や企業、スポーツチームなど数千人が参加する巨大な地域プログラムを組み込んだ。「観て終わり」ではなく、「湖を守って育てる」意識を育む場として花火大会を再定義する取り組みだ。環境負荷を最小限に留める努力こそが、将来にわたり花火を打ち上げ続けるための絶対条件となっている。