医学的に治療や医療介入を考慮すべきか否かを判断するため、臨床現場で用いられる小陰唇肥大の基準と、自覚症状を整理する小陰唇セルフチェック診断の指標を確認しておきましょう。
国際的な婦人科形成の指標では、足を軽く開いた状態で小陰唇を軽く横に引っ張った際の幅が3.0cm〜4.0cm以上、あるいは大陰唇からの突出が2.0cm以上ある状態を「肥大傾向」と見なすことが一般的です。ただし、数値そのものよりも「物理的な支障や苦痛が生じているか」が最重要の診断軸となります。
以下のチェック項目に複数該当する場合、医療機関での相談を検討する客観的な目安となります。
- 下着やタイトな服装での圧迫:スキニーパンツやレギンスを履いた際、挟まり感や強い圧迫痛を覚える。
- 運動時の摩擦トラブル:自転車のサドルに座る際や長時間の歩行・ランニング時に、デリケートゾーンの擦れと痛みが生じる。
- 排尿時の飛散:肥大したヒダが尿の流れを遮り、排尿時に尿が太ももや斜め方向に飛び散ってしまう。
- 衛生管理の難しさ:ヒダの重なり部分に恥垢(ちこう)が溜まりやすく、入念に洗ってもニオイや痒み、炎症を繰り返す。
- 性交時の巻き込み痛:性行為の際に小陰唇が膣内に巻き込まれ、鋭い痛みを感じて行為に集中できない。