宮内串戸駅の利便性を語る上で外せないのが、複数交通の結節点としての機能だ。徒歩圏内には広島電鉄宮島線の「宮内駅」があり、JRが運転見合わせとなった際の代替ルートが自然に確保されている。都市間輸送を担うJRと、街の細部に毛細血管のようにアクセスできる広電の二重構造は、広島都市圏でも屈指の安定感を誇る。
さらに駅前ロータリーからは、廿日市市の自主運行バス「さくらバス」や広電バスが発着する。山の手の佐伯地域や吉和方面、あるいは急斜面に広がる住宅地へ向かう生活路線が緻密に張り巡らされている。車を手放したシニア世代にとっても、駅前に出れば生活のすべてが繋がる安心感がある。2026年に入り実証運行が進むオンデマンド型モビリティの導入も相まって、駅を中心としたラストワンマイルの移動利便性はさらに一段階引き上げられた。