Q1:冠位十二階の最高位の色は何色ですか?
A1:最高位である「大徳(だいとく)」の色は「濃紫(こきむらさき)」です。第2位の「小徳(しょうとく)」には「薄紫」が配されており、紫色が冠位十二階の中で最上位の特別な色とされていました。
Q2:冠位十二階の色の順番を簡単に覚える語呂合わせはありますか?
A2:色の頭文字をとった「姿勢席後、ハッ!と告く(紫・青・赤・黄・白・黒)」という語呂合わせが最も覚えやすく有名です。徳目は「徳・仁・礼・信・義・智」の順で、各大(濃)と小(淡)に分かれます。
Q3:なぜ黄色ではなく紫が最高位になったのですか?
A3:古代中国の五行思想では黄色が中央・皇帝の色ですが、聖徳太子らは五行(仁礼信義智)を超越する最高道徳として「徳」を新設しました。これに当時、染料(紫草の根)が極めて希少で、中国宮廷や道教思想(紫微垣)でも最高尊貴の色とされていた「紫」を当てはめたためです。
Q4:聖徳太子や蘇我馬子自身の冠位は何色だったのですか?
A4:聖徳太子(皇族・摂政)や大臣の蘇我馬子などは、冠位を授ける側の超越的な立場にいたため、冠位十二階の枠組みには属しておらず、十二階の冠は着用していませんでした。
Q5:冠位十二階はその後どうなったのですか?
A5:大化の改新(645年)以降、国家体制の整備に伴って「冠位十三階」「冠位十九階」「冠位二十六階」へと細分化され、大宝元年(701年)の大宝律令によって「位階制度(正一位〜少初位など)」へと発展的解消を遂げました。