「太って見えるなら白や明るい色は避けたい」と考えるのは早計です。膨張色が持つ明るさや清潔感、華やかさは、大人の垢抜けコーディネートに欠かせない大きな武器になります。要は、収縮色とのバランスと視覚誘導を巧みに操る着痩せ配色テクニックさえ押さえれば、着膨れは完全に防ぐことができます。
スタイリストやカラーコーディネーターが実践する、効果的なアプローチは以下の3点です。
1. インナーを膨張色、アウターや羽織りを収縮色にする「Iライン分割」
ホワイトや淡いベージュのトップス・ボトムスで縦のラインを作り、その上から黒や濃紺のロングカーディガン、テーラードジャケットを羽織る手法です。外側の収縮色が両サイドの輪郭を削り取るため、中央の明るい膨張色が縦に細長い「Iライン」として強調され、全身が劇的に引き締まって見えます。
2. ウエストや足首にピンポイントで収縮色を配置する「締め色アクセント」
膨張色のワントーンコーデを楽しむ際は、境界線に収縮色を差し込むのが鉄則です。黒やダークブラウンの細ベルト、濃色パンプス、バッグなどの小物を添えることで、全体がぼやけず、くびれや足首の細さが際立ちます。
3. 明暗のコントラストで視線を上へ誘導する「上半身ハイライト」
下半身のボリュームが気になる場合は、トップスに膨張色(ホワイトや明るいイエロー)、ボトムスに収縮色(ブラックやインディゴ)を合わせます。視線が自然と明るい上半身へ集まり、下半身はすっきりと引き締まるため、抜群の脚長・細見え効果が生まれます。