現場で選考を執り仕切る採用担当者は、衣服そのもののブランドや価格を見ているわけではない。対峙する面接官が注視しているのは、「この人が職場の雰囲気に馴染めるか」「顧客の前に出せる清潔感があるか」という点だ。
ここで合否を分けるのが、細部に宿る面接マナーである。服のシワや襟元の汚れ、靴の磨き具合といった要素は、本人が自覚している以上に目につく。特に、袖口のほつれや過度な香水、派手なネイルなどは、面接官に「雑な仕事をするのではないか」という懸念を抱かせる引き金になり得る。言葉遣いが丁寧であっても、身だしなみの乱れひとつで不採用のスタンプが押されるケースは後を絶たない。