モンキーフィスト(Monkey's Fist)は、もともと船乗りがロープの先端に重りを仕込み、岸や別の船へ投げ渡すために考案された歴史ある結び方です。基本構造さえ理解すれば、初心者でも確実にマスターできます。
標準的なサイズを作る場合、用意するパラコードの長さは約1.5m〜1.8mが目安です。基本的な手順は以下のステップで進めます。
【ステップ1:第1層(縦巻き)】
手の指(人差し指と中指、あるいは治具)にパラコードを平行に3回〜4回巻き付けます。コードが重ならないよう、綺麗に横へ並べるのがポイントです。
【ステップ2:第2層(横巻き)】
第1層の束を包むように、直角(90度)の方向から同じ回数(3回〜4回)巻き付けます。この時点で十字の形が作られます。
【ステップ3:第3層(中通し・芯入れ)】
第1層の内側かつ第2層の外側を通すように、残りの1方向へ同じ回数巻き込みます。最後の周回を巻く直前に、中央にできた空洞へ「芯(ボール)」を確実に挿入します。
【ステップ4:全体の形状確認】
芯が内部に収まり、3方向すべての巻き数が揃っていることを確認します。この段階ではまだ全体がフニャフニャと緩い状態ですが、コードの並び順が交差していないかをチェックしてください。