Q1:パプアニューギニアで地震が起きたら、日本は数日間特別な警戒をする必要がありますか?
A1:地震学的に特別な連動警戒期間を設ける科学的根拠はありません。ただし、気象庁から津波注意報や警報が出ている場合は沿岸への立ち入りを避け、速やかに安全を確保してください。揺れへの対策は海外の動向に左右されず常時維持することが鉄則です。
Q2:なぜ「バヌアツの法則」や「南太平洋との連動説」はここまで信じられているのですか?
A2:大地震が起きた過去の特定事例だけを切り取って記憶する「確証バイアス」に加え、SNSでの拡散力が原因です。環太平洋火山帯は地球上で最も地震活動が激しいエリアであり、統計上どこかで地震が起これば別の場所でも短期間に地震が重なる確率は十分に高いため、因果関係があるように錯覚されやすくなります。
Q3:太平洋プレートが動いたのだから、同じプレート上の日本も引っ張られるのではないでしょうか?
A3:プレートは単一の硬い一枚板ではなく、内部に無数の亀裂や応力分散帯を持ち、塑性(粘弾性)的な性質も持ち合わせています。局所的な断層破壊によるエネルギーは周囲数十〜数百キロの範囲で大半が消費・減衰するため、数千キロ先のプレート末端を瞬間的に引っ張る力にはなりません。