今回の事件が与えたダメージは、当該クリニック単体にとどまらず、歯科医療業界全体に暗い影を落としている。真面目に地域医療に取り組む多くの開業医からは、「一部の不祥事によって業界全体が不信の目で見られるのは耐え難い」との苦渋の声が上がっている。
これを受け、日本歯科医師会をはじめとする業界団体も事態を極めて重く受け止めている。倫理観の再徹底や自主点検の呼びかけを行うなど、失われた信頼の回復に向けた動きを開始した。しかし、一度損なわれたイメージを払拭するのは容易ではなく、業界全体が自浄作用をいかに示せるかが厳しく問われている。