スウェーデンの攻撃を牽引するのは、天性のしなやかさと決定力を併せ持つアレクサンデル・イサクだ。長身でありながら足元の技術に優れ、相手センターバックを背負った状態からでも一瞬のターンで前を向くスキルを持つ。彼がフランスの強固な守備陣に風穴を開けるシナリオは十分に現実味を帯びている。
フランスのセンターバック陣は対人守備において世界屈指の強度を誇るが、前がかりになった際、サイドバックの背後に広大なスペースが生まれる構造的弱点を抱えている。イサクが中央から斜めに走り込んでそのオープンスペースを強襲した時、フランスの最終ラインは後退を余儀なくされる。彼が起点となってセカンドストライカーを前を向かせることができれば、大番狂わせのシナリオが一気に現実味を帯びてくる。