事態を重く見た業界団体も動き出している。日本音声製作者連盟をはじめとする関係機関は、ネット上の権利侵害や過激なハラスメントに対する法的措置の強化を打ち出した。事務所の垣根を越えて、演者を悪質なファンから守るためのガイドライン策定が進められている。
問題の本質は「ファン嫌い」という個人的な感情ではない。個人のプライバシーを無視した権利侵害に対する法的な防御だ。業界関係者の証言によれば、防犯意識の高まりとともに、イベントのセキュリティ体制やSNSアカウントの運用ルールは年々厳格化されており、かつてのような距離感に戻ることは二度とないという。