ポッピングシャワーを唯一無二の存在にしているのが、噛んだ瞬間に口内で激しく弾ける赤と緑の粒です。このポッピングシャワー パチパチの正体は、特殊製法で作られたポップロックキャンディ(炭酸ガス入りキャンディ)です。
ポップロックキャンディの仕組みは非常に高度な物理現象を応用しています。高温で溶かした飴のシロップに、約40気圧という高圧の二酸化炭素(炭酸ガス)を注入しながら急激に冷却して固めます。すると、飴の内部に無数の微細な高圧ガス室が閉じ込められます。
これが口の中に入ると、唾液の水分と体温によって外側の飴が溶け出します。ガスの閉じ込められていた壁が破れた瞬間、一気に二酸化炭素が外へ膨張・解放され、あの小気味よい「パチパチ」「プチプチ」という音と弾ける刺激が生み出される仕組みです。
ここで一つの疑問が生じます。水分を含むアイスクリームの中にキャンディを混ぜておきながら、なぜ食べる前に飴が溶けてガスが抜けてしまわないのでしょうか。
その裏には、キャンディの表面を極薄の油脂(チョコレート由来のコーティング)で特殊皮膜処理する技術が存在します。水分を遮断するコーティングを施すことで、工場での製造から店舗のディッピングケース、そして利用者の口に届く瞬間まで、炭酸ガスを逃さずに完全な鮮度と刺激を維持することを可能にしています。