オリエンタルホテル福岡 博多ステーションの成り立ちを語る上で欠かせないのが、前身である「ホテルセントラーザ博多」の存在です。1985年の開業以来、博多駅筑紫口のランドマークホテルとして地元住民の冠婚葬祭や出張客の定宿として愛されてきました。しかし、激しさを増す博多駅周辺のホテル開発競争や施設の経年化に対応するため、大掛かりなブランド刷新を決断。2018年秋に一時休館に入り、総工費を投じた全面改修工事へと舵を切りました。
そして2019年4月9日にグランドオープンを果たしたのが現在の姿です。運営は国内外で高い評価を受ける株式会社プラン・ドゥ・シーのグループやホテルマネージメントジャパンのノウハウが結集。「旅を自分らしく思いのままにコーディネートする」をコンセプトに掲げ、建物の躯体を生かしながらも、内装や共用空間は自然素材の温もりを感じさせるコンテンポラリーな和モダン空間へと刷新されました。
公式発表資料や業界レポートが示す通り、このリニューアルは単なる表層の張り替えではありませんでした。客室内の居住性をミリ単位で見直し、旅の疲れを癒やすバス・トイレの機能強化、さらには地下鉄改札からのスムーズなアクセス導線の確保など、現代の旅行者が求める「ストレスフリーな滞在体験」を徹底的に追求した構造改革だったのです。