ヘルシーなイメージがある反面、「油をそのままサラダにかけるとカロリーオーバーで太るのではないか」という疑問を抱く人もいます。確かに、油としての純粋なエネルギー量は大さじ1杯(約12g)あたり約110kcalであり、一般的なサラダ油と大きな差はありません。
しかし、身体の中で引き起こされる代謝プロセスには決定的な違いがあります。
一般的な精製サラダ油には「リノール酸(オメガ6系脂肪酸)」が多く含まれ、過剰摂取によって体内で炎症を引き起こしやすいとされています。一方、良質なオリーブオイルの主成分は「オレイン酸(オメガ9系脂肪酸)」であり、悪玉コレステロール(LDL)を減らし、動脈硬化を予防する働きが確認されています。
さらに、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンやビタミンK、ビタミンEといった脂溶性ビタミンは、油と一緒に摂取することで体内への吸収率が数倍から十数倍に跳ね上がります。オリーブオイルに含まれるポリフェノールが食後の血糖値スパイクを緩やかに抑える作用も報告されており、大さじ1〜2杯程度の適量をサラダに合わせる食べ方は、むしろ脂肪の蓄積を防ぐ合理的なアプローチです。