現在、日本国内に存在する約8万社の神社および約7万7千の寺院において、大凶の出現確率は均一ではありません。おみくじの吉凶の比率は、各社寺が採用しているルーツによって明確に分かれています。
特に有名なのが、東京都台東区に鎮座する金龍山浅草寺のおみくじです。浅草寺では、平安時代の高僧・良源(元三大師)が創始したとされる「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」の伝統的な配合比率を今なお厳格に維持しています。100本中における吉凶の割合は、大吉が17%、凶が30%という固定配分になっており、約3人に1人が凶を引く設計です。
神社における運勢の順番(階層構造)は一般的に以下の通りです。
「大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 半吉 > 末吉 > 末小吉 > 凶 > 小凶 > 半凶 > 末凶 > 大凶」
社寺によって「大吉の次に吉」が来るパターンなど細かな違いはありますが、大凶は常に最下位に位置します。全国の大多数の神社では大凶をそもそも導入していないため、もし大凶を引いたとすれば、確率論的に天文学的な珍しさを引き当てたと言えます。