400年以上の時を超えて漆黒の久能山に輝く光。それは単なる観光施策のライトアップにとどまりません。戦国の世を終わらせ、260年におよぶ泰平の世の礎を築いた徳川家康公。その霊廟が放つ気品と重厚さは、夜の静けさの中でより一層際立ちます。
鮮やかな彫刻に反射する現代の光と、足元を優しく照らす竹の灯火。日本平から見下ろす現代の街並みの明かりは、家康公が望んだ「天下泰平」の結実そのもののようにも見えます。静寂の夜山に身を置き、光と影が織りなす極上の歴史空間に浸るひとときは、訪れた者の心に深く刻まれる体験となるはずです。