首を少し傾け、ポケットに手を突っ込みながら放つ「ま〜きのっ」の一言。その短くも強烈なインパクトを残すフレーズは、瞬く間に日本中に拡散した。おばたのお兄さんが一目置かれるきっかけとなったのは、名作ドラマ『花より男子』で小栗旬が演じた花沢類のスタイリッシュかつミステリアスな佇まいを、絶妙なデフォルメで捉えたことにある。
特筆すべきは、パロディでありながら本家への深い敬意が感じられる点だ。当初はバラエティ番組のコントとしてスタートしたネタだが、やがて小栗旬本人との対面を果たし、公認とも言える温かいリアクションを得たことで、その地位は不動のものとなった。単なる物真似にとどまらないリスペクト精神こそが、視聴者だけでなく当事者をも笑顔にするお笑い芸人としての強みである。