シスター服の正式名称と部位の謎|色の違いや歴史・コスプレ通販まで解剖の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

カトリックにおける修道女の衣装の歴史を紐解くと、最初から現在のような「神聖な制服」としてデザインされたわけではないことが分かります。

初期の修道女たちは、当時の一般女性、とりわけ質素な生活を送る既婚女性や未亡人の普段着をそのまま身につけていました。中世ヨーロッパの貴族社会において、髪を隠すウィンプルや丈の長いドレスは高貴な身分の女性の標準的な外出着であり、それが時代を経て修道院の中に固定化・伝統化されたのが修道服の原型です。

大きな転換点を迎えたのが、1962年から1965年にかけて開催された「第2バチカン公会議」でした。教会全体の現代化(アジョルナメント)が推し進められた結果、修道服に対しても「現代社会の生活環境や衛生面、職務に適した形への簡素化」が求められました。

これ以降、顔をきつく締め付けるウィンプルを廃止し、短いベールとシンプルなスーツスタイルに移行する修道会が急増しました。現在では、私服に近い活動的な服装で教育や福祉の現場に立つシスターも多く、重厚な伝統的ハビットを維持しているのは厳格な観想修道会などに限られつつあります。