プレママやその家族にとって最も気になるのが、食中毒菌による母体や胎児への影響です。特に妊娠中のリステリア菌感染リスクと加熱処理の真相については、正しい知識を持っておく必要があります。
リステリア・モノサイトゲネス(リステリア菌)は土壌や水などに広く生息する細菌で、妊娠中は免疫機能の低下から健常者の約20倍も感染しやすいとされています。重症化すると流産や早産、胎児への深刻な健康被害を引き起こす危険性があります。
この問題に対して、非加熱チーズの安全性と厚労省の公式見解では、生乳(加熱殺菌していないミルク)を用いて作られた輸入物のナチュラルチーズ(特にカマンベールなどの白カビタイプ、ウォッシュタイプ、ブルーチーズなど)を加熱せずに食べることを控えるよう明確に注意喚起がなされています。
ただし、過度な不安を抱く必要はありません。リステリア菌は熱に弱く、食品の中心温度が75℃以上で1分間以上加熱されれば完全に死滅します。ピザやグラタンのように、グツグツと泡立つほどしっかり加熱調理された料理であれば、どのチーズであっても安全に楽しむことができます。
さらに注目すべきは、雪印メグミルク・明治など国内メーカーの品質基準です。日本の乳等省令に基づき、国内流通している大手メーカーの国産ナチュラルチーズは、製造段階で原料乳の段階から厳格な加熱殺菌が行われています。また、国産のプロセスチーズはすべて高温で加熱溶解処理されているため、リステリア菌が存在する余地はなく、妊娠中の方でもパッケージを開けてそのまま安心して口にできます。