職場のまとめ役や友人グループの中心に自然と収まり、周囲をぐいぐい引っ張っていくバイタリティ。一般に語られるO型男性の性格あるあるとして、誰もが「ポジティブで大らか」「細かいことにはこだわらない頼もしさ」を挙げます。しかし、恋愛心理や人間関係の現場を長年取材してきた取材班の見立ては異なります。彼らが周囲に見せている大らかさは、天性のものであると同時に、周囲との摩擦を避けるための「高度な処世術」でもあるのです。
社会心理学における「親和動機」と「心理的バウンダリー(境界線)」の観点から観察すると、O型男性の対人関係には明確な「ウチ」と「ソト」の区分が存在します。ソトの人々に対しては「大人の包容力」を持って接し、多少の無礼やミスも笑って許します。ところが、ひとたび自分のテリトリー(ウチ側)に踏み込んできた相手に対しては、要求水準が一気に跳ね上がります。自分のこだわりがある分野(仕事の流儀、特定の趣味、金銭感覚など)に関しては頑固一徹で、妥協を極端に嫌うという頑なな一面を持ち合わせているのです。
「普段は何を食べても『何でもいいよ』と言ってくれる彼が、自分の仕事の進め方や将来の計画について軽く茶化された瞬間、目つきが変わって完全に沈黙した」(20代後半・IT企業勤務女性の手記より)という証言のように、自尊心(プライド)の核に触れられた時の防衛反応は苛烈です。雑に見える日常の振る舞いとは裏腹に、自分自身のアイデンティティや信条に対しては並々ならぬ執着を抱いている点こそ、見落としてはならないO型男性の真の横顔です。