では、つらい腹部膨満感や突然の下痢を回避し、穏やかなお腹を取り戻すためには、具体的にどのような食生活を送るべきなのだろうか。低FODMAP食事療法は、単に「すべての食べ物を制限する」ためのものではない。適切な段階を踏んで、自分にとっての危険食材を見極めるプロセスだ。
基本ステップは「導入期(制限)」「再開期(チャレンジ)」「維持期(個別化)」の3段階で進められる。最初の2〜4週間(導入期)は高FODMAP食材を避け、低FODMAPに分類される推奨食材を中心に組み立てる。白米、米粉パン、卵、鶏肉、豚肉、魚類、ほうれん草、人参、トマト、バナナ、イチゴ、無糖ハードチーズなどが安全性の高い食材だ。この期間にお腹のハリや痛みが劇的に改善するケースが多く報告されている。その後、少しずつ特定の食材を再開し、自分の腸がどの糖質に過敏に反応するかを特定していく。