お焚き上げはいつ出す?逃した正月飾りやお守りを年中納める全知識

お焚き上げはいつ出す?逃した正月飾りやお守りを年中納める全知識

お焚き上げはいつ出す?逃した正月飾りやお守りを年中納める全知識について詳しく解説いたします。最新の情報をお届けします。

ネット上の情報やSNSの投稿の中には、現場の寺社を深刻に困惑させている重大な誤解が散見されます。その最たるものが、「お焚き上げなら、どんな素材の品物でも境内の火で燃やしてもらえる」という誤認です。

現在、日本国内では「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」およびダイオキシン類対策特別措置法により、野外焼却(いわゆる野焼き)が厳格に規制されています。風俗慣習上・宗教上の行事としてのお焚き上げは例外規定として認められているものの、環境基準を満たさない有害物質の発生は厳禁です。

そのため、境内の古札納所やどんど焼きの焚火台へ以下のような物品を無断で投入することは、社寺に対する重大な迷惑行為となります。

  • 不燃物・金属類:鏡餅のプラスチック容器、注連縄に付いている針金、お守りの鈴やチェーン、ガラスケース、金属製の仏具。
  • 化学繊維・ビニール類:ポリエステル製のぬいぐるみ、ビニール袋、化繊の正月飾り。
  • 危険物:ライター、スプレー缶、金属性の装飾品(破裂や火災事故の原因)。

現場の神職を取材すると、「仕分け作業だけで丸数日を要し、針金や燃えないプラスチックが混ざっていると焼却炉を痛めてしまうため、最終的に専門の産業廃棄物業者へ有償で引き渡さざるを得ないケースが増えている」という苦渋の告白が聞かれます。お焚き上げに持ち込む際は、金属やプラスチックパーツをあらかじめ自宅で取り外しておくのが、現代社会における最低限の参拝マナーです。

鈴木 陽菜
Author

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。