Q1:関西に住んでいますが、もらった雛人形が向かって左に男雛を置くタイプでした。無理に関西式に変えるべきですか?
A1:無理に変える必要はありません。現在全国で販売されている雛人形の大半は関東雛の様式で作られています。人形の手の角度や着物の重ね、持ち物の配置が「向かって左に男雛」を想定して作られている場合、無理に左右を入れ替えると不自然な見た目になってしまいます。人形の説明書や付属の写真に合わせるのが最も美しい飾り方です。
Q2:三人官女の持ち物で、向かって右と左がどうしても分からなくなります。簡単な覚え方はありますか?
A2:「長い柄がある方が右(長柄銚子=右)」、そして「注ぎ口だけの提銚が左」と覚えましょう。また、中央の官女は唯一座っており、よく見ると眉が剃られてお歯黒をしている年長者です。中央を基準に左右の立ち姿のバランスを取ると間違いません。
Q3:関西では4月3日まで飾っても本当に良いのですか?「婚期が遅れる」という話が気になります。
A3:全く問題ありません。京都をはじめ近畿・中国・四国地方などの一部地域では、古くから月遅れの4月3日を「桃の節句」として祝う風習が定着しています。明治時代に太陽暦へ改暦された際、本来の季節感(桃の花が咲く春本番)と1ヶ月ずれてしまったため、月遅れで祝う地域が多く残りました。「婚期が遅れる」という迷信に惑わされず、春の陽気をゆっくり楽しんでから片付けてください。