家族から行方不明者届(捜索願)が提出された際、警察の初動対応を左右するのが「一般家出人」か「特異行方不明者」かの区分です。遺書と受け取れる書き置きが存在する場合や、他害・自傷の恐れがある場合、あるいは未成年者である場合は、生命に危険が及んでいると判断され特異行方不明者として即座に公開捜査を含む緊急体制が敷かれます。
現代の捜査において最も威力を発揮するのが、スマートフォンが発する電波の基地局情報やGPSによる位置特定です。電源が入っていればおおよそのエリアを絞り込むことが可能ですが、電源が意図的に切られていたり機内モードに設定されていたりする場合、最後に電波を拾った地点周辺の徹底的なローラー作戦や聞き込みが行われます。通信キャリアへの緊急照会や端末のログイン履歴の解析が、時間との戦いの中で迅速に進められます。