女性の多毛症の画像と原因とは?Pcosや治療法を専門医視点で徹底解説についての真相をお届けします。

医療現場において「多毛症(Hirsutism:男性型多毛症)」と診断される状態は、全身の毛が増える「多毛(Hypertrichosis)」とは明確に区別されます。多毛症では、通常は男性ホルモンの影響を強く受ける部位に、太く硬い終毛(硬毛)が発生するのが特徴です。

臨床写真や症例画像で確認される典型的な好発部位には、以下のような特徴的なパターンが見られます。

  • 顔面部:上唇(口ヒゲ)、あご下、フェイスラインにかけての濃い毛の密集
  • 体幹部:胸部(乳輪周囲や胸骨部)、腹部(おへそから恥骨を結ぶ正中線)、背中の上部および腰部
  • 四肢:太ももの内側や臀部

国際的な臨床現場では、毛の濃さや分布を客観的に数値化する指標としてフェリマン・ギャルウェイ・スコア(Ferriman-Gallwey score)が用いられています。体幹や顔など9か所の部位について発毛状況を0〜4点で採点し、日本人女性の場合は一般的に合計スコアが高値(概ね8点以上)を示す場合に臨床的な多毛症が疑われます。腕や脚のすね毛が濃いだけでは多毛症と診断されないケースもあり、体幹や顔面の硬毛化が重要な鑑別ポイントです。