これまで日本の語学教育産業は、莫大な時間と費用を消費する「忍耐型学習」に依存してきた。文部科学省が進める英語教育改革でも、現場ではいまだに筆記テストを中心とした重厚な指導が根強く残っている。TOEICやTOEFLを運営するETS (Educational Testing Service) のデータを見ても、日本人の平均スコアは世界的に見て伸び悩んでいるのが現実だ。
努力が成果に結びつかない最大の原因は、精神論にある。どれほど気合いを入れても、苦痛を伴うインプットは脳の拒絶反応を引き起こす。結果として継続が途絶え、挫折のループが生まれるのだ。