話題沸騰中の トリノ五輪20年後の真相|荒川静香と波乱の選手たちに何が起きたのかについて、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
トリノ五輪における日本代表の客観的な戦績を振り返ると、金メダル1個という結果がいかに特異なものであったかが浮き彫りになります。フィギュアスケート日本代表では、荒川の金メダルに加え、村主章枝が4位入賞と銅メダルまであと一歩の好演を見せた一方、当時18歳で4回転サルコウに挑んだ安藤美姫は15位に沈むなど、明暗が大きく分かれました。
競技・対象項目詳細・数値データ(2006年公式記録)大会前評価・過去水準編集部の見解・分析日本代表メダル総数金1・銀0・銅0(計1個)長野10個、ソルトレーク2個長野大会以降で最少。荒川の1個が「ゼロ惨敗」の批判を食い止めた形に。女子フィギュア代表順位荒川静香:1位(金)
村主章枝:4位
安藤美姫:15位3名全員が入賞・表彰台候補村主の安定感と荒川の勝負強さが際立ち、世代交代と戦略の成否を分けた。スノーボードHP男子成田童夢:予選敗退(35位)
中井孝治:14位成田はW杯通算4勝のトップランカー極限のアイスバーンとプレッシャーに屈し、事前のビッグマウスが批判の標的に。スノーボードHP女子今井メロ:予選敗退(34位)
山岡聡子:10位今井は2005年W杯種目別優勝者公開練習での大怪我を押して強行出場。転倒によるメディアの過激な手のひら返しを招いた。カーリング女子代表チーム青森:7位(4勝5敗)五輪初出場、下位予想強豪国を破る大健闘。深夜帯の生中継で高視聴率を記録し、後のブームの礎となった。
日本選手団は合計112名の選手を派遣しながら、入賞(8位以内)もフィギュアスケートやスピードスケートなど一部に限られ、大会全体としては厳しい結果に終わりました。しかし、このトリノでの苦杯とメダル獲得構造の脆弱性が、その後のJOC(日本オリンピック委員会)による「マルチ・サポート・ハウス」設置やハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)の強化へと直結していくことになります。