今年の河津桜は、ここ数年でもトップクラスの発色の良さを見せている。気候の寒暖差が激しかった2026年冬の影響により、蕾が一斉に開花。河津川沿い約4キロメートルにわたる並木道は、見事なピンクのトンネルへと姿を変えた。川沿いの堤防を歩けば、頭上に広がる桜のピンクと、足元を彩る黄色い菜の花のコントラストが目を見張る美しさだ。
現地を訪れた都内在住の30代旅行者は「昨年よりも色合いが深く、風が吹き抜けるたびに舞う花びらが本当に美しい」と声を弾ませた。沿道には地元農家の露店や特産品を売る屋台が立ち並び、香ばしい鮎の塩焼きや出来立ての桜餅を楽しむ人々の笑顔で活気に満ちている。