かつて加茂町の経済を支えた林業。しかし、外国産材の流入や後継者不足により、多くの山林が荒廃の危機に瀕してきた。この課題に対し、地元の若手木工職人と移住してきたエンジニアがタッグを組んだ。彼らが導入したのは、3DプリンタやCNCルーターといったデジタル工作機械だ。
間伐材や曲がり木など、これまでは「売り物にならない」と廃棄されていた木材をデータ化し、デザイン性の高い家具や雑貨へと生まれ変わらせる。インターネットを通じて世界中に直接販売するシステムも構築した。伝統的な職人技とデジタルテクノロジーの融合が、山に眠る資源に新たな息吹を吹き込んでいる。