どれほど優れた冷凍品であっても、扱い方を誤ると一瞬で褐変し、食感もふにゃふにゃになってしまう。桃の果肉に含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化することが原因だが、これを防ぎつつ最高の一口を楽しむためのフードハックが存在する。
最も推奨される解凍術は、密閉袋のまま氷水に浸す「氷水解凍」だ。室温放置や電子レンジ解凍は温度ムラを生むため厳禁。中心部がわずかにシャリッと残る「半解凍(セミフレッド)」状態で口に運べば、シャーベットのような清涼感と濃厚な果汁のグラデーションが広がる。また、JA全農の広報担当者が発信して注目を集めた「薄いレモン水や炭酸水にくぐらせてから解凍する」という裏技も極めて有効で、酸化酵素の働きを抑えて鮮やかな色合いを長時間キープできる。