ノミによる吸血被害を受けた方の多くが「靴下の上やくるぶし周辺ばかり刺されている」と口を揃えます。この偏りは、ノミの生態と行動パターンに直結しています。
一般家庭や屋外で被害をもたらすネコノミは、体長わずか2〜3mm程度ですが、自身の体高の数十倍から100倍以上にあたる約20〜30cmもの高さを跳躍します。このジャンプ力で届く範囲がちょうど人間の「足首からふくらはぎ」の高さに一致するため、立ち止まった人間の下肢へ瞬時に飛び移り吸血を行うのです。
実際の猫ノミ刺された跡画像の症例を確認すると、地面に近いくるぶし周辺やすねに、数センチ間隔で連続した赤い発疹が並んでいるケースが圧倒的多数を占めます。室内で飼育している猫や犬を経由するケースはもちろんのこと、庭仕事、公園の草むら、野良猫が通り抜けるベランダや軒下など、屋外の地面付近に潜んでいた個体にノミ刺され足首ふくらはぎへと飛び乗られる被害が後を絶ちません。