メジャーリーグにおける規定投球回数の計算方法は極めてシンプルでありながら、投手にとっては非常に過酷な基準です。MLBの公式ルールでは、「所属チームのレギュラーシーズン総試合数×1.0イニング」と定められており、年間162試合を戦うメジャーでは162イニングが規定投球回となります。
この数字をクリアするためには、以下のような登板ペースを年間通して維持しなければなりません。
・年間27先発の場合:毎登板で平均6イニングの消化が必要
・年間32先発の場合:毎登板で平均5回1/3イニングの消化が必要
現代のMLBでは投手の分業制が徹底され、先発投手が5回前後で降板するケースが増加しています。強豪チームのエース格であっても162イニング到達は決して容易ではなく、規定投球回に達すること自体が一流先発投手の絶対的な証明と位置づけられています。