歌舞伎町から大久保へと続くこの地は、映画『新宿スワン』で描かれたようなスカウトマンや裏社会の暗闘が繰り広げられてきた歴史を持つ。かつてスクリーンの中にあった架空のグラデーションが、いまや実生活のすぐ隣にまで侵食しているかのようだ。
東京が推進する安全なナイトタイムエコノミーの発展において、こうした夜の無法地帯は大きな障壁となる。インバウンドの外国人観光客も多く行き交う街だからこそ、路上での違法行為や治安の悪化は都市全体の信頼を損ないかねない。健全な夜の経済活動と、闇に沈む違法ビジネスの境界線が今、鋭く問われている。