Q1:何時間も煮込んだのに牛すね肉が固いままです。今から柔らかくする方法はありますか?
A1:諦めて廃棄する必要はありません。肉が固い原因の9割は「コラーゲンの加熱不足」です。鍋に水分(ブイヨンや水)が足りていれば、蓋をしっかりと閉め、沸騰させない極微火(80〜85℃)でさらに1時間から1時間半じっくり煮足してください。驚くほど急激にゼラチン化が進み、柔らかくなります。
Q2:赤ワイン煮込みを作ると酸味が強すぎて酸っぱくなってしまいます。
A2:赤ワインの加熱不足が主因です。煮込み用のワインは事前に鍋で沸騰させ、アルコールと酸味を飛ばす下処理を行いましょう。すでに酸っぱくなってしまったシチューには、ハチミツ小さじ1〜2、または飴色玉ねぎペースト、無塩バター15gを加えることで、油分と糖分が酸の角を包み込み、まろやかに修復できます。
Q3:市販のデミグラスソース缶を使う場合、いつ投入するのが正解ですか?
A3:肉が完全に柔らかくなった調理の最終盤(仕上げの30分前)に投入してください。早い段階でデミグラス缶やルーを入れると、粘度によって鍋底が焦げ付きやすくなり、肉の内部温度が上がりにくくなるため軟化が著しく遅れます。
Q4:圧力鍋で作ると肉がパサパサになってしまうのはなぜですか?
A4:加圧終了直後に手動で蒸気弁を開き、急激に減圧したことが原因です。急減圧によって肉の内部の水分が一気に沸騰・蒸発し、筋繊維がパサつきます。火を止めた後はピンが自然に下がるまで20分以上放置する「完全自然減圧」を徹底してください。