尿の基本色は、血液中のヘモグロビンが分解される過程で生じる「ウロビリン」という黄色い色素によって決まります。健常な状態では淡い麦わら色から淡黄色を呈していますが、体内の水分量とウロビリンの排泄比率によって色の濃淡が絶えず変動します。
健康な人であっても「尿が濃い 朝一番」の現象は日常的に生じます。睡眠中は発汗や呼吸によって体内の水分が失われる一方で、新たな水分摂取が行われません。このとき体内では、水分保持を司る抗利尿ホルモン(バソプレシン)が活発に分泌され、腎臓で水分を効率よく再吸収します。その結果として老廃物が凝縮され、起床時の尿は生理的に濃い黄色になります。
一方で、起床後だけでなく日中を通じて「尿の色が濃い 理由」としては、発汗過多による「尿が濃い 脱水症状」、激しい筋肉トレーニングによる筋肉組織の代謝物混入、あるいは肝機能障害による異常色素の漏出などが挙げられます。一時的なものか、持続的なものかを見極めることが初期判断の第一歩です。