数字は嘘をつかない。年末ジャンボ宝くじの1等(7億円)の当選確率は2,000万分の1。これは東京ドーム満員の観客の中から、たった1人が選ばれる確率を遥かに超える。一方で年末ジャンボミニは1等(3,000万円〜5,000万円)で数百〜1,000万分の1だ。
これに対し、プチの1等1,000万円設定時の確率は10万分の1から数十万分の1という驚異的な数値を叩き出していた。みずほ銀行宝くじ部が管理する還元率は、法によって約45〜50%と厳密に定められているため、どの券種を買っても全体の期待値自体は変わらない。だが「1等の当たりやすさ」という体感値において、プチの設計は完全に別次元だったのだ。
夢の大きさを取るか、当選の手触りを取るか。勝率にこだわる理論派がプチの系譜を最強と呼ぶ理由は、この冷徹な確率論にある。