日本の放送業界、特に報道や経済の分野は、長らく男性中心の社会だった。その中で、解説委員という重責を担い、番組の顔として走り続けてきた彼女の存在は、後に続く女性ジャーナリストたちにとって巨大な道標となっている。かつて「女性だから」という理由で取材現場で軽視された時代を乗り越え、実力でその地位を勝ち取った。
しかし、彼女自身は自らを「女性のパイオニア」として特別視されることを好まない。重要なのは性別ではなく、ジャーナリストとしての資質と成果であるという姿勢を一貫して崩さない。そのストイックな生き様が、言葉の説得力をさらに高めているのだ。