Q1:終末時計の針が「午前0時」になったら何が起こるのですか?
A1:終末時計における「午前0時」は、全面核戦争の勃発、制御不能な気候変動の不可逆的破綻、あるいはAI兵器等による文明の崩壊といった「人類滅亡の破局」を意味します。午前0時になった瞬間に物理的な何かが作動するわけではありませんが、人類が二度と元の社会システムを再構築できない決定的な臨界点を超えたことを示します。
Q2:終末時計がこれまでで最も安全だった(針が戻っていた)のはいつですか?
A2:史上最も安全だったのは、米ソ冷戦が終結した1991年の「残り17分前」です。米国とソビエト連邦が戦略兵器削減条約(START I)に調印し、核軍縮へ向けた歴史的な国際協調体制が整ったことが高く評価されました。
Q3:なぜAI(人工知能)の進化が終末時計を早める要因になっているのですか?
A3:理由は主に2点あります。第1に、兵器の標的選定や攻撃判断を自動化する自律型致死兵器システム(LAWS)の開発が進み、人間の判断を介さない偶発的な軍事衝突リスクが高まっているためです。第2に、高度なディープフェイクや生成AIによる偽情報が社会の分断を加速させ、危機時の冷静な外交対話を困難にしているためです。
Q4:終末時計は日本国内の出来事も考慮されていますか?
A4:はい、考慮されています。終末時計は地球規模の存亡リスクを評価するため、東アジア地域の安全保障環境(台湾海峡情勢や北朝鮮の核・ミサイル開発)、日本の原子力政策、ならびに気候変動対策への取り組み状況なども国際評価の一部として総合的に査定対象となっています。