大須が他の観光地と一線を画す理由は、単なるグルメタウンにとどまらない重層的なカルチャーの集積にあります。
日本三大電気街のルーツとサブカルチャーの現在地
戦後、ラジオパーツや電子部品を扱う露店が集まったことを発端とする大須商店街の電気街としての歴史は、東京の秋葉原、大阪の日本橋と並び「日本三大電気街」と称される発展を遂げました。現在も「第1アメ横ビル」「第2アメ横ビル」を中心に、自作PCパーツ、オーディオ機器、中古端末、工具類を扱う専門商社が営業を続けています。
1990年代後半以降は、この電気街の土壌から派生する形でアニメ・ゲーム関連ショップ、メイドカフェ、コスプレイベントの発祥地としての側面が強化され、現在では「世界コスプレサミット」のパレード会場としても国際的な知名度を誇ります。
古着屋巡りのおすすめエリアと失敗しない掘り出し物の探し方
若年層やファッションフリークを惹きつけてやまないのが、大須商店街の古着屋(おすすめ店舗群)です。赤門通や裏門前町通の周辺には、アメリカ・ヨーロッパ直輸入のヴィンテージ古着を扱う老舗から、90年代ストリート、ミリタリー、ハイブランドのリユースまで数百店舗規模で密集しています。
商品の入れ替え頻度が高い大須の古着店では、週末の入荷日直後である金曜夕方から土曜午前中にかけて最も質の高いアイテムが店頭に並びます。店舗ごとに「USA製デニムに強い」「ユーロワーク専門」「状態の良いレギュラー古着中心」といった明確な個性があるため、テーマを決めてブロックごとに回遊するのが効率的です。