市場の進化を支えているのは、業界を牽引する巨大メーカーたちの熾烈な開発競争だ。なかでも日清食品、東洋水産、サンヨー食品の3社は、独自の製麺・乾燥技術を駆使して市場のデファクトスタンダードを形作ってきた。
日清食品が追求する生麺のような食感を再現するノンフライ技術や、東洋水産(マルちゃん)が誇る出汁の旨味を極めたスープづくり、そしてサンヨー食品(サッポロ一番)の郷愁を誘う独自のフレーバー調合技術。これらの技術革新により、乾燥麺と粉末・液体スープの組み合わせという枠組みを超え、店舗で提供される本格ラーメンと見分けがつかないレベルにまで達している。